ウクレレ

( 回答者:マスター・マック山屋 )

当倶楽部は同好会であり、教室ではありません。

以下の見解は当倶楽部を前提としたものではなく、一般論としてですので誤解のないようご注意下さい。

 

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Q.

ウクレレを習いたいんですがウクレレは歌いながら弾かないといけないんですか?私は歌うのは苦手で、カラオケさえ行かないんです。こんな私ですがウクレレ教室で習うことできますか?

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A.
ウクレレはメロディー楽器でもあり(メロディーが弾ける)、ハーモニー楽器でもあり(最大4っの音を同時に出せる)、リズム楽器でもあります(チャッ・チャッ・チャッ とリズムが打ち出せる)。とてもバランスのとれた総合的な楽器ですので、楽器だけで音楽を成り立たせることが出来ます(無伴奏独奏が出来ます)。

べつに歌わなくてもよいのです。歌うか、歌わないかはその人の「楽器の楽しみ方」です。管楽器と違い、口が空いておりますので弾きながら歌うことが出来ます。個人的には歌いながら弾いた方が “ より楽しい” と思っています。

 

教室によっては講座名に「ウクレレで歌おう」などとつけていることもあります。そのような講座は歌うこと(弾き語り)を前提にしていることがあります。あなたの場合は別の教室を選ぶのが良いでしょう。

これを書いている私の場合は教室でいつも歌っています。生徒さんには歌うことは勧めますが強制することはありません。

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Q.

音符がよめないこともあり楽器は苦手です。ウクレレを始めたいと思っています。出来るでしょうか。

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A,

あなたの楽譜のイメージは 五線譜 ですね。ウクレレの世界ではもうほとんど 五線譜は使っていません。どんな楽譜を使っているかは右記の 「ウクレレ楽譜」 をご参照ください。

但し、楽器の練習で 「楽譜」 というものを使わないと進歩が非常に遅くなります。1ヵ月でマスターすることを半年かけてというようなことになりかねません。

ウクレレ界で現在使われているメロディー譜(メロディーを弾くための楽譜)は 「タブラチュア」 というもので、とてもビジュアル、視覚的な楽譜です。俗に タブ譜 といいます。指でどこを押さえるかを具体的に示したかたちのものです。五線譜に出て来る #(シャープ) や ♭(フラット) の煩わしい記号はありません。

メロディーは弾かないで伴奏だけを、というのであれば タブ譜 を覚えなくてもよいのです。まあ、ウクレレは楽譜を覚えなくても楽しめるものなので。楽譜を使わない教室も全国に沢山あります。教室と言えるかどうかは別として・・・。

ただ、個人的な見解を申し上げれば、メロディー楽器なのにメロディーを弾かないというのはちょっと寂しい気がしますね。

タブ譜はだれでも簡単に覚えられますよ。

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Q.

・ ウクレレを始めてみようと思うのですが、どれぐらいの価格帯のものを、どこのメーカーのものを買うのが良いのですか?
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A,

教室の講師、サークルのリーダーをやっているとよくお目にかかるのがアジア製の安価なウクレレを持ってこられる方です。これからウクレレを始めようという方は最初から高級・高額なものを買う必要もないのですが、極安のウクレレの中に “ 楽器として成り立たない” ものがよくあります。

 

楽器選びのポイントは大きく三つあります。

 

一つ目はチューニング(調子合せ~糸巻き(ペグ)を動かし弦の張りを調整し所定の音程に合わせること)がきちんとできるかです。極安ウクレレにはチューニングがしずらい、または出来ないものがあります。チューニングが出来なければ演奏をすることが出来ません。チューニングはすべての楽器、特に弦楽器では生命線です。その楽器のチューニングに 強いストレス を感じるのであれば楽器の楽しみも半減します。そのような楽器は購入すべきではありません。ただ、これからウクレレを始める人はチューニングが出来ませんから、お店の人にやってもらって、『 これいいですよぅ~ 』 と言われたら信じて買うしかありませんね。後で後悔することになることも多いようです。どんな場合でも、ペグ(弦巻き)は ギアペグ(ギア~歯車~の付いたペグ)付きのものとしてください。極安ウクレレの場合は特にです。

 

ふたつ目は音です。楽器の音、音は人それぞれの好みもあるのでいい音、悪い音の判断はむずかしいのですが、中には「これが楽器の音?」と疑うようなものもあります。ウクレレの音は楽器に使われる木材によって大きく異なります(次の三つ目とも関連します)。

 

三つ目は 「塗装」 です。このことの裏には楽器の材(どんな木を使っているか)の問題が隠れています。ボディーに使われる板は単板と合板があるんですが、いずれの場合も通常 板の木目を生かした塗装となります。木目は弦楽器の魅力のひとつです。ところが楽器店の店頭で 赤・白・黄色など 一色(サンバーストもあったりしますが)に塗りつぶされているものをよく目にしますね。これは 「材がベニヤ板(楽器用の合板ではありません)」 であることを隠すために木目を塗りつぶしているのです。ベニヤ板はベニヤ板の音しか出ません。合板が悪いというのではありません。楽器用に設計された合板というものがあり、これとベニヤ板の音はまったく違います。木目を塗りつぶしたものは要するに通常の塗装(木材の塗装では研磨の工程が大事です)には耐えられない材が使用されているという事です。

 

極端な言い方になりますが、選ぶポイントは「お店」ではないのです。あなたが 『 安いものでいいから 』 と言ってお店の人に相談した場合、後で後悔するような楽器を勧められることがままあります。東京・銀座の超有名楽器店でも極安ウクレレは売られているのです。

極安のウクレレだとしても譲れない一線は ペグを「ギアペグ」とすることです。おおまかなチューニングがなんとかできれば一応は使います。音質・音程などに対する満足の度合いは別として。

楽器を知っている人について行ってもらい、選んでもらうのが最良ですが、そうでなければ、メーカー、価格に一定基準を設けて間違いのないものを選ぶことです。例えば、あの“有名”な国内トップメーカーの入門機(一番安いやつ)といった具合に。そうすればほとんど間違いがないでしょう。

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Q.

ウクレレを始めて半年くらいになります。教本や動画をみて、独学ですが、独学でも、大丈夫でしょうか?ウクレレ教室に通えば良いのでしょうが、近くにないので、独学でやっていますが、弾けるようになるでしょうか?

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A,

ウクレレに限らず多くの楽器が独習でもマスター出来るでしょう。私も独習でウクレレを弾いていました。教室で講師に習うことになったのは50代も半ば過ぎになってのことです。

その経験からいうのですが、「独習」と「教室で習う」ことの違いは進歩(進み具合)の差です。興味・熱意の程度にもよりますが、教室では1か月程度でマスターすることを、独習では半年かかってしまうというようなことになります。若い人ならいざ知らず、中高年の方は教室で集中的に学ばれることをお奨めします。

独習だと悪い癖が矯正されずにそのままになってしまい、レベルアップの妨げになってしまう場合もあります。例えば左手の親指の位置、現在のウクレレのプロの中には長いことギターをやった後でウクレレを始めた人も多く、そういう人たちは ネックをグリップ するというギターの癖を持っています。その人たちが教則本・DVD・ネットやテレビでの映像に頻繁に出て来るので、初心者の中にはそれを真似る人もいます。プロは長い音楽生活の中で鍛えられていますからどうとでも対応できることなんですが、初心者にとっては進歩の妨げになる場合もあります。悪い癖を指摘してくれる人も必要でしょう。

また、還暦を過ぎたあたりの人は徐々に握力・視力・聴力・リズム反応などが衰えてゆきますので時間は大切になさってください。要するに、ゆっくりと構えて、『 そのうちなんとかなるだろう 』 などと言っている時間的な余裕はないのです(言いすぎかな?)。

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Q.

先日ウクレレを買い、少し慣れてきて楽しくなってきました。チューニングにも慣れてきたとは思うのですが、何度やってもすこしたつと音が変わってしまいます。どうしてでしょうか。弦はナイロン製です。

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A.

この「すこしたつと」というのがどのぐらいの時間かですね。

 

買ったばっかりのウクレレ(弦が新品ということ)をチューニングして弾くとものの数分で音が下がってきます。これは樹脂弦の宿命です。あまり変化しない状態となるのは、1日に何回もチューニングを行なったとしても半月から一か月ほどかかります。

厳守事項があります。弾き終わった後決してペグを緩めてはいけません。テンションが掛かった状態のままにしておかなければなりません。ひと月間・半年間弾く予定がないとしてもです。楽器店の店員さんの中には 「しばらく弾かないときは弦を緩めてください」と平気で言う人もいますが、ギター(アコースティック・エレキ)の常識をそのままウクレレにあてはめちゃってますね。ウクレレの事が分かっていません。弦の違い(スチール弦と樹脂弦)で扱いを変えないといけないのは常識です。

要するに、弦がテンションに応じて伸びきった状態になっていなければいつまでも新品と同様で、弾いているうちに音が下がってきてしまいます。

それ以外の理由はペグのボルトが緩んでいる(テンションに負けて巻き戻る)とか、弦がペグにしっかりと巻き付いていないなどが考えられます。寒暖差も馬鹿にできません。ステージで頭上から照明を当てられているうちに音が変わってくることもあります。

ギターでは演奏の前に弦の交換を行っても特に問題ありません。スチール弦でギアペグですからね。ウクレレでは・・・、自殺行為となります。

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Q.

ウクレレで、ハワイアン以外の曲でも弾けますか?
私は、あまりハワイアンが好きではないので、以外の曲が弾けるのなら、習いに行きたいなと思っているのですが。

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A,

全世界の人がウクレレを楽しんでいます。ハワイアンだけを弾いているわけではありません。

カルチャーセンターの講座案内などを見ると「ハワイアンを歌いましょう」とか「アロハ・クラス」だとかハワイっぽい講座名をよく目にしますが、講座名と内容が一致していないことも多いのです。また、講師のキャリアが関係していることもあります。ハワイアンで育った人(ハワイアン・バンドに在籍していたとか)はハワイアン主体でやっていることが多いようです。

ただ、戦後のハワイアン・ブーム以降雨後の竹の子のようにできた和製スタイルのハワイアン・バンドも絶滅危惧種的な状態になってきている昨今ですので、ハワイアン主体にやっている講座は少なくなってきていると思います。一度講座を見学するのが良いでしょうね。

ちなみにこれを書いている私の場合は 「ジャンル・フリー」(童謡・唱歌からジャズまで) を うたい文句 にしております。

 

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