尺八カラオケ広場 公開中!!

尺八カラオケ広場 公開中!!

(1)日程
     2023年6月の「尺八カラオケ広場」の日程は

        6/11(日) 16:50~17:50
        6/18(日) 16:50~17:50

  開始時間までにご来場いただかないと入場できません。余裕をもってお出かけください。飛び込み歓迎、予約は不要です。なお事前の電話・メールでのお問い合わせはご遠慮ください。

  会場
     リフレッシュプラザ柏 3階第2会議室
         千葉県柏市 南増尾58-3 

  見学は無料です。尺八を独習でマスターするためのヒント・情報をお伝えします。尺八で挫折された方、始めたいと思っているがどうすればいいのか分からない未経験者などのご来場を歓迎致します。楽器の入手情報もお伝えします。ガラクタ楽器に何十万円も出す必要はないのです。

(2)特徴

  教室・サークルではありません。当倶楽部のリーダー(尺八歴3年・独習・後期高齢者)が カラオケ をバックに尺八を吹いているだけです。ご興味のある方、時間の無駄遣いを気になさらない方は来場し見学ができます。you tube 上でも 

    チャンネル: honcho19  

で演奏を視聴できます。

  使用している楽器・楽譜、演奏する音楽ジャンルは、 

・楽器   7孔 (何故7孔? 説明します)
・楽譜   演奏者が作成した「尺八タブ譜」 (何故自作? 説明します)
     (都山流・琴古流の楽譜とは異なります、五線譜でもありません)
・ジャンル クラシック・童謡・歌謡曲・ハワイアン・シャンソン・ポップス・ジャズ などすべての音楽ジャンルが対象、ただし 古典本曲・都山流本曲は一切演奏しません

  但し、恐縮ですが来場希望者に条件を付けさせていただきます。次に該当する方は入場できません。

尺八関係者
 ・既存の流派が認定する資格(大師範・師範・準師範など)を保持している方
 ・教室・カルチャーなどで「既存の流派」の師匠に教わっている方、
 ・製管師(尺八製作者のことです)


日本映画に「ローマ字」字幕(その4)

(その4)

  ローマ字とは日本語を「かな漢字」でない別の文字で表現しようとしたものでしょう。この尺八譜は同じように五線譜で表現できてしまうものを別の形で表したものといってよいでしょう。ローマ字はアルファベットという世界的に認知された文字での表現ですので世界中の誰しもが音読出来ます。

  が、尺八譜は江戸時代の一部のお寺の一部の人間(虚無僧といわれる人々)の中でしか通用しなかったものです。時代的には世の中の人々にとって五線譜はまったく馴染みがなかった、という歴史的な背景はあったとは思うのですがこの伝統的な形に影響されてしまっていて、その後改善もされなかったようです。

  なので現代の器楽用楽譜としては分かりにくく不便なものでしかありません。それで私は、 『xx流尺八譜は日本映画に付けたローマ字字幕だ』 と言っているのです。

  尺八関係者(プロの演奏家・製管師)はこの楽譜を 
     「判りやすい」、
     「美しい」、
     「便利」
     「合理的表記法」
と表現しますが、彼らはそれで育ってきたのですからその認識が間違っているとも言えないわけなんですけれど・・・。また、自分の寄って立つところを自ら否定する訳にもいかないんでしょう。お弟子さんたちが困っていても『努力すれば読めるようになります』と心底思っているし、そう言うしかないのでしょう。

(おわり)


日本映画に「ローマ字」字幕(その3)

  その尺八譜は縦書きで、運指を表す記号(カタカナ記号)で書かれています。楽譜を渡されて『はい、吹いてみて』と言われてもすぐに演奏出来るようになるとはとうてい思えません。器楽演奏の世界では経験を積んだ者なら初見で演奏できるというのは普通のことです。がこの楽譜、学校で音楽教育(西洋音楽)を受けた者、楽器の演奏経験のある者にとってはなんだか分かりにくい形となっています。 
  
  よくよく見るとベースは西洋音楽で一般的に使われる五線譜やタブラチュア(弦楽器用奏法譜)のようなんですが、別の形で表現されているのです。つまり、従前から使われている運指の記号(カタカタ表記)をそのままに、五線譜の概念を持ち込んだ形になっています。

  ただし、五線譜を極力意識させない配慮なのかテキストでの「説明」は五線譜で使われる言葉(単語)は出てくるのですが記号はほとんど出てきません(楽譜の中では出てくるのですが)。なので私は、日本語をローマ字で表現したようなもので、かえって分かり辛くしたものだと感じたのです。

(つづく)


日本映画に「ローマ字」字幕(その2)

  3年前にひょんなきっかけで 尺八 を吹くことになりました。生来の楽器好きのなせるわざです。フルート・リコーダー・オカリナ・篠笛(津軽横笛)などを吹いてきた延長線上のことです。
  で、カルチャーの講師(東京藝大・邦楽科・大学院卒)の進めるテキストを買い、それを頼りにお稽古をはじめました。で、そのテキストに表示されている楽譜を見たときのことなんです。テキストはある尺八流派の楽譜スタイルで書かれているようなんですが、その楽譜を見たとき私の脳裏にある場面が浮かび上がりました。それは、

  私は「日本映画」を見ています。日本映画には字幕がついていてそれは「ローマ字」でした。私はローマ字の字幕を読んでいますが、映画の場面はどんどん進み、ストーリーに追いついていけません。

という場面でした。

(つづく)


日本映画に「ローマ字」字幕(その1)

(その1)

  小学5年生ぐらいだったでしょうか、ローマ字を教わりました。昭和30年代初め頃のことです。で、学級のみんなで話し合って、いつも作っている学級新聞のローマ字版を作ろうということになったのです。日本語文章をローマ字で書くことが大変楽しかったので、一生懸命作りました。そして出来上がものを家に持ち帰った私、おばあさん(母方の祖母)に見せ、得意げに読んで聞かせました。

  その時のおばあさんの不思議そうな顔、そして言ったことを今でも思い出します。

   『お前のしゃべっているのはそれ日本語だよ、翻訳したのかい』

このことを思い出したのは近年似たような経験をしたからなんです。

(つづく)



  • 管理人プロフィール

    マック山屋 ( 山屋 真 )

    当倶楽部の 幹事 兼 ブログ管理人 の プロフィール

    千葉県柏市在住40年、青森県・津軽地方の出身で、2017年に ” めでたく ” 「 古希 」 となりました。ようするに「おじいちゃん」です。

    元 キワヤ・ウクレレスクール講師(基礎科、本科)。